温泉のpHはどんな意味なの

温泉
pH値とは水素イオン濃度のことです
鉱泉分析法指針によって、液性の分類として湧出時のpH値を分類しています。

 

pH値は、数字が小さいと酸性で、7前後が中性、そして大きい数字がアルカリ性となります。

 

pH値による泉質分類は、
数字の小さい、酸性泉は、
pH2未満が、強酸性温泉
pH2以上pH3未満が、酸性温泉
pH3以上pH6未満が弱酸性温泉

 

となります。

 

中性泉は、
pH6以上pH7.5未満で中性温泉とされます。

 

そして、数字の大きなアルカリ性泉は、
pH7.5以上pH8.5未満が弱アルカリ性泉
pH8.5以上pH10未満がアルカリ性温泉
pH10以上は強アルカリ性温泉
として分類されます。

 

pH値の小さい酸性泉は
硫酸、塩酸、ホウ酸など酸性の物質が多く含まれている温泉のことを言います。
酸性なので殺菌力が高いのですが、そのために肌が弱い方は湯あたりや皮膚に炎症を起こしやすいと言われています。
特に強酸性の場合は「肌がピリピリして痛い」というふうに肌荒れがひどくなることもありますので、お風呂から出る際には必ずシャワーを浴びて、酸性泉を体から洗い流すことを忘れないようにしましょう。

 

酸性泉の効能は
酸性泉は酸の働きにより殺菌作用が高いため、水虫やニキビ、湿疹などの慢性皮膚疾患や切り傷、外傷に効能があることで知られています。
また、酸の作用によって古い肌が剥がれやすくなり、新陳代謝を活発にして肌をキレイにする効果があります。
特に女性にとってはうれしい効能ですね。トリコモナス膣炎などの性感染症を改善させる可能性もあるようです。

 

酸性泉を入浴ではなく飲用した場合には、胃腸を刺激して慢性消化器病に効くと言われています。
もちろん、温泉一般に効能があるとされている一般的適応症、
具体的には神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進にも効能が期待されます。

 

ただ、酸性泉の大きな特徴である酸の作用はマイナスにも働く可能性があり、皮膚への刺激が強過ぎて炎症を起こしやすくなります。
特に、肌が乾燥しやすい冬場は注意が必要です。
体に成分を付着させたまま時間が経過すると、肌荒れしやすくなるので、お風呂あがりの際にはシャワーなどで十分に洗い落としましょう。

 

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泉質は、温泉法によって9種類に分類されます。
酸性泉の他に、単純温泉(単純泉) 硫酸塩泉 鉄泉(含鉄泉) 硫黄泉(硫黄温泉) 放射能泉 塩化物泉 二酸化炭素泉(炭酸泉) 炭酸水素塩泉
とに分類されます。

 

泉質と効能についてはこちら

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