佐野温泉は福井にある医者いらずの湯と言われる人気の温泉
飲泉・入浴両用ともよく、医者いらずの湯と言われる佐野温泉。
佐野温泉は、福井県福井市にあります。
越前海岸近くの田園地帯に建つ佐野温泉。
当地で天然ガス採掘計画があり、1976年の4月、工事着工の日の未明、先代社長辻岡敬三さん(故人)の夢に現れた観音さまが「この場所を掘れば、温泉が湧き出る」と告げられました。
早速工事計画を変更し掘ったところ、高温、良質の温泉の湧出をみたという。毎分153リットルの湧出量を誇ります。
源泉水1s中の溶存物質が1981rと豊富な療養泉です。
観音さまの霊泉
佐野温泉が湧く地は、その昔は「鶉の里」と呼ばれたところにあります。
この地は戦国大名の朝倉氏が一乗谷に移ろまでの136年間、政治、文化の一大中心地として権勢を誇った場所です。
越前海岸と三国港の分岐点に朝倉家に仕えた佐野氏が館を構え、今日の佐野町につながる基礎をつくったといわれます。
佐野氏は信仰心篤く、とりわけ観世音菩薩に帰依し、山辺に観音堂を建ててお祭りしたと伝えられています。
この観世音菩薩が館なき後、曹洞宗の大本山永平寺に預けられ、現在は永平寺の貫主が入山の折りに必ず参拝されるというありかたい存在になっています。
神仏習合の考え方では、観音さまは水神が形を変えて現れたものとするが、もともと観世音菩薩ゆかりの圸に、観音さまのお告げによって湧き出した温泉なのだから、これほど霊験あらたかなことはない。
佐野温泉の玄関の手前には、その名も「佐野観音堂」というお堂が建てられています。
玄関を入ってすぐを右に進むと、源泉部の真上にあたる部屋があります。
湯本のバルブが見えるように木枠で仕切りがしてあり、それを見守るかのように品のある仏壇が安置されていました。
ご存知でしょうか?
もしあなたが、
最近、あまり体調がよくない。
花粉症やアトピーなどアレルギーで悩んでいる。
など、体調で悩んでいるなら温泉水を試してみてはいかがでしょうか。
温泉水を飲むことで、あなたの体は水道水に含まれている遊離塩素の害を受けずに済みます。
それが、体の免疫力を高めることになります。
温泉水には、健康に必要なミネラルがたくさん含まれています。
そんな佐野温泉は、2015年6月末事業停止しました。
その後に、天然温泉「福の湯」がOPENしました。
大浴場や露天風呂を整備し直すなど装いを一新しました。
佐野温泉特徴
泉質 | ナトリウム・カルシウム 硫酸塩泉 ph8.34 |
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泉温 | 64度 |
主な成分 | 硫酸・ナトリウム、カルシウムイオン、遊離二酸化炭素 |
効能 | 胃腸病、糖尿病、痛風、高血圧、肥満、便秘など |
佐野温泉(さのおんせん)福の湯アクセス
福井県福井市佐野町14-8
0776-83-1929
入浴料:大人 500円小人 300円
JR福井駅から京福バス鮎川小丹生行きで30分、バス停佐野温泉口下車
JR福井駅近くのみずほ銀行前より1日3便無料送迎バスで約25分
車では、北陸道丸岡ICから県道38号、国道10号、県道8号経由15km